◆陸上 セイコーゴールデングランプリ(18日、東京・国立競技場)
女子100メートル障害は12秒54(追い風0・7メートル)をマークしたトニー・マーシャル(米国)が優勝。昨年のパリ五輪代表・田中佑美(富士通)は12秒81で3位で、中島ひとみ(長谷川体育施設)が自身初の12秒8台となる12秒85をマークして4位に続いた。
中島は昨年9月に12秒99をマークし日本女子7人目の12秒台ハードラーになった注目株。今季はさらに勢いが増し、4月の織田記念は12秒93をマークして優勝を飾った。
日本女子ハードル界は年々レベルが上がっており、9月の東京世界陸上へ向けても、代表争いがし烈。それでも「寺田(明日香)さん筆頭に、雰囲気が温かい。試合だったら自分が勝ちたいっていうのはもちろんありますが、終わったら、試合楽しいなって思わせてくれる雰囲気」と中島。切磋琢磨(せっさたくま)しながら記録を伸ばしてきた。
東京世界陸上出場へ、大一番は主要選考大会となる7月の日本選手権(東京・国立競技場)。「(今季は)世界陸上に出ることが一番の目標。12秒8台が出たからこそ、これを無駄にせず、12秒8台前半、12秒7台…。