◆サッカー静岡県高校総体2回戦・清水桜が丘4―0オイスカ浜松国際 (18日、清水桜が丘高Gほか)
2回戦14試合が行われた。清水桜が丘は4―0でオイスカ浜松国際に快勝。
後半12分にピッチに立った世良田が桜が丘の雰囲気を変えた。前半は決定機を外し続けて1点止まり。後半もPKによる得点だけ。そんな中、「ずっと走り続けられる子」と大塚智紀監督(44)が評価する、体力自慢の背番号18が前線を猛然と駆け回り、同18分にGKとの1対1を決めた。
この1発で応援団も盛り上がり、終わってみれば4得点の好発進だ。後半9分にPKを沈めた3年生FW田中と交代しただけに、「何がなんでも点を取ってやろうと思っていました」と丸刈りのストライカーは笑顔を見せた。
東京出身で、中学の3年間はFCインテリオールで清水商OBの安永聡太郎さんに指導を受けた。「うまくやるより泥くさくやれ、と教わりました」。
次の相手は磐田東。1月の新人戦では準々決勝で当たり、2―3で逆転負け。世良田も延長前半に出場しており「悔しい思いをしました」。因縁の相手に雪辱し、全国切符を目指していく。(里見 祐司)
〇…浜名は後半1分、小栗が「GKが前に出ていた」と狙った一撃は、距離が足りずGKの手前で大きくバウンドして頭上を越えた。予期しない形でのゴールに「何か起こるから打て、と言われていたんです」と苦笑した。その後にPKを決め、同23分には左からのクロスで1アシストも記録だ。2月からOBで元磐田監督の柳下正明さんが指導に訪れるようになった。レベルの高いサッカーに「難しいけど挑戦中です」と小栗。次は藤枝東戦。