日本テレビ系情報番組「DayDay.」(月~金曜・午前9時)は19日、パートタイム労働者などが厚生年金に加入する要件のいわゆる「106万円の壁」撤廃などを盛り込んだ年金制度改革関連法案が16日に閣議決定されたことを報じた。

 番組では年金法案が閣議で厚生年金の積立金を使い就職氷河期世代などが将来受け取る基礎年金の底上げする案に対し自民党内で反対の声が強く、法案の国会への提出が大幅に遅れていたことを紹介。

最終的に法案から「基礎年金の底上げ」策を削除。18日の福岡資麿(たかまろ)厚生労働大臣による「法案の早期提出を重視した」という言葉、また野党が「基礎年金の底上げ」策の断念の法案に反発しており、法案成立の見通しは不透明であることを伝えた。

 これにMCの山里亮太は「問題の先送りになってしまっていて、本気で年金制度を根本から見直す必要があると思う」と発言。さらに今回の閣議決定に「はりぼての修復にしか感じられない」とした。

 また「少子化が進んでいく中で、今の現役世代が(年金を)もらう時ってどうやってもらうのかな。支払いを減らされるか、受給開始年齢を上げられるか。あとその時にいる現役世代からさらにさらに取る、そういう状況の年金制度とは果たして大丈夫なのだろうか」と疑問を呈し「それだったら自分で老後に備えたいとなるのが当たり前なのではと思う」とコメント。そして「そういう話し合いがまったくなされないで、細かいところだけちょこちょこやって、そんなんでいつの間にか取られるだけ取られちゃうって不安でしかない」と私見を述べていた。

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