◆第86回オークス・G1(5月25日、東京・芝2400メートル)=5月20日、美浦トレセン
東の名門が強豪撃破へ着々と態勢を整えている。手塚久厩舎はブラウンラチェットとゴーソーファーのキズナ産駒2頭がスタンバイ。
ゴーソーファーは距離延長がプラスの見立てだ。「2頭とも延びるのはいいけど、特にこっちは確実に上向くね」と自信をのぞかせる。14日の1週前追い切りでは手綱を執った津村に「正直、物足りない」と辛口のジャッジを下されたが、トレーナーは「遅れた理由はもう分かっているから、今週は大丈夫だと思う。中3週だし順調に調教が積めていれば問題ないでしょう」と不敵な笑みを浮かべた。厩舎として21年ユーバーレーベン以来の制覇へ、伏兵2頭から金星の予感だ。(角田 晨)