◆YBCルヴァン杯 ▽3回戦 横浜FC1―1(PK3―1)町田(21日・ニッパツ)

 横浜FCはホームで町田と対戦し、PK戦の末勝利した。6月4日から始まるプレーオフラウンドに駒を進めた。

 守護神がPK戦で魅せた。先攻は町田。横浜FCのGKフェリペ・メギオラーロは、まずは町田の1番手のMF仙頭啓矢が右に放ったキックをストップした。さらに、2番手のDF昌子源が右を選択した球も横っ飛びで好セーブ。その後も4番手のDF岡村大八が左に外すなど、PK4本中1本しかゴールを許さなかった。

 勝利に大きく貢献した26歳は、「ものすごく集中していたので、あらかじめどちらに飛ぶかは決めていなかった。最後の最後まで待って、蹴った瞬間に飛ぶことを意識していた」。相手キッカーの軸足の動きなどを確実に見極めて好セーブを連発し、「PK戦はキーパーにとって1つの大きな見せ場。勝利で終えられたことをすごくうれしく思う」と胸を張った。

 リーグ戦ではGK市川暉記が正GKとして君臨し、出場は1試合のみ。カップ戦での出場がメインだが、「いざピッチに出たときにチームに貢献できるような準備は常に心がけていた。日頃の練習からやってきた成果をここで出せて良かった」と笑顔を浮かべた。

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