◆YBCルヴァン杯▽1stラウンド3回戦 京都1―4C大阪(21日・サンガスタジアム京都)

 京都は1点を先取しながら、後半に大量4失点を喫して3回戦敗退となった。

 前半10分、FWムリロコスタがスローインからボールを受けた相手GKキムジンヒョンにプレスをかけ、足を伸ばしてそのままゴールに押し込んだ。

1試合平均スプリント回数リーグ1位、持ち味のハードワークが生きた形で、先制に成功。DF陣の裏を突いてくる相手の攻撃にも対処し、そのまま前半が終了した。

 しかし、後半3分にCKから失点すると、その後さらに3失点。4点を献上して逆転負けとなった。試合後、曹貴裁(チョウ・キジェ)監督は「後半の立ち上がりとか失点の仕方とかいろいろあるが、僕が交代でいれた選手と時間帯。どういうものを狙っていくのかというカードの切り方を結果的に早く切りすぎたことでピッチに混乱が起きたかなと思う。選手たちは最後まで足を止めずにしっかり戦ってくれた」と自らの采配も含めて試合を振り返った。3日のリーグ戦での同カードに続く逆転負け。「前回も今回も逆転負けで、結果だけ見ると非常に情けない気持ちがありますけども、同じ関西のJリーグの仲間として勝ち上がっていって欲しい」と、悔しさもにじませながらエールを送った。

 リーグ戦では今季、チーム初の首位に立つなど好調で、現在も3位につける。「昨年同様にルヴァン杯でプレーオフに進出できなかったことは非常に残念ですけども、我々に残されている天皇杯とリーグ戦がある。しっかりリカバーして次の東京V戦(25日・味スタ)に向かっていきたい」と、前を向いた。

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