鹿島は22日、茨城・鹿嶋市内で第18節横浜FM戦(25日・日産ス)に向けた非公開練習を行った。

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 7連勝で首位に立つ鹿島は、残り2試合でシーズン折り返しを迎える。

横浜FM戦に勝利すれば、第19節のG大阪戦(31日・パナスタ)を待たずに、無条件で前半戦の首位ターンが決まる。

 リーグ最多得点を誇る鹿島は、この7連勝の期間に7人がゴールを記録。チャヴリッチ、田川亨介、鈴木優磨が2得点ずつを挙げ、ターレス、知念慶、舩橋佑、レオセアラが1点ずつをマークしている。

 最前線からボランチまで、幅広いポジションの選手がゴールを記録しているが、トップ下のポジションは岡山戦に途中出場したターレスの1点のみで、スタート布陣が4―2―3―1に変更になった4月29日の横浜FC戦以降は、無得点が続いている。

 主に荒木遼太郎とターレスが先発するこのポジションは、決してパフォーマンスが低いわけではないものの、シュートやラストパスを記録する場面自体が少ない現状がある。

 鬼木達監督は“汗かき役”としての立ち回りを評価しつつも「数字はほしいです、やっぱり。単純に数字がついてくると、間違いなく本人のパフォーマンスが上がるので。それこそ亨介じゃないけど、1つ取るだけで勢いが出せるようになる」と語り、得点やアシストを期待。「あのポジションの選手が勢いを持つことはすごく大事。数字というのは、選手本人も、チームも助けてくれる。そこはこだわってほしい」と望んだ。

 発熱の影響で前節の清水戦を欠場した荒木も、すでにチームに合流している。

試合途中の2トップへの移行というオプションも持っている鹿島だが、リーグ最多ゴール数を誇る攻撃陣にトップ下の得点関与力が加われば、破壊力はさらに増すことになる。

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