◆卓球 ◇世界選手権個人戦 第6日(22日、カタール・ドーハ=ルサイル・アリーナ)
【ドーハ(カタール)22日=宮下京香】混合ダブルス準々決勝で18歳の松島輝空(そら)、16歳の張本美和組(木下グループ)が、大会2連覇中で昨夏パリ五輪金メダルの王楚欽(おう・そきん)、孫穎莎(そん・えいさ)組=中国=にゲームカウント1―3で敗れた。
3位決定戦がないため、勝てば銅メダル以上が確定する一戦。
松島は「もちろん、格上ということも分かっていましたし、最後の1球の粘り強さも感じました。でも、いい試合だったと思います。五輪メダリストと戦えたので、いい経験になりましたし、今後につながると思います」と収穫を口にした。美和も「悔しさの方が大きいですが、自分たちのプレーは良かったかなと思いますし、それが出せたことによって自分の課題も見えてきたかなと思います。試合を重ねるごとに良くなっていると感じますし、前に見えなかった課題が特に今日の試合で見えてきたと思うので、そこは練習してまた頑張りたいです」と先を見据えた。
◆松島 輝空(まつしま・そら)2007年4月29日、京都市生まれ。18歳。祖父母が開く田阪卓研で卓球を始め、小学1年から世代別の全日本選手権を6連覇。18年に11歳でワールドツアー初出場。21年世界ユース選手権15歳以下で3冠。
◆張本 美和(はりもと・みわ)2008年6月16日、仙台市出身。16歳。Tリーグは木下アビエル神奈川所属。両親の影響で兄・智和に続き卓球を始め、3歳で大会に初出場。24年は世界選手権団体戦、パリ五輪でともに団体銀メダル、アジア選手権は団体金、女子ダブルス銀。右シェークドライブ型。166センチ。