◆卓球 ◇世界選手権個人戦 第6日(22日、カタール・ドーハ=ルサイル・アリーナ)

 【ドーハ(カタール)22日=宮下京香】女子ダブルス準々決勝で、世界ランク1位で初出場の大藤(おおどう)沙月、横井咲桜(ミキハウス)組=が、第7シードの申裕斌(しん・ゆびん)、柳韓娜(りゅう・はんな)組=韓国=に1―3で敗れ、4強入りを逃した。

 大阪・四天王寺高時代からコンビを組み、愛称は「さつき」と「さくら」の下の名前から“ダブルさっちゃん”。

第1ゲームを9―11で落とした後、第2ゲームを11―9で取り返した。だがペースを握れず、第3ゲームは6―11で失った。迎えた第4ゲームは相手にマッチポイントを握られながら何度もしのいだが、最後は16―18で力尽きた。

 ともに21歳の若きコンビが、日本人同士のペアでは1967年大会以来の金メダルという快挙を目指したが、世界ランク1位がまさかのメダルなし。試合後は大藤、横井ともにタオルで顔を覆い、悔し涙を流した。

 ◆大藤 沙月(おおどう・さつき)2004年5月16日、福井・大野市生まれ。21歳。3歳で始め、四天王寺中・高を経て23年からミキハウス所属。全日本選手権は20年からジュニアの部を連覇。昨年のアジア選手権女子団体、女子複で優勝。同年のWTTチャンピオンズ・モンペリエで女子単を初V。Tリーグは21―22年から日本ペイント。

右シェークドライブ型。152センチ。

 ◆横井 咲桜(よこい・さくら)2004年4月23日、岐阜・大垣市生まれ。21歳。5歳で始め、四天王寺中・高に進学。2年時の21年全国高校総体で女子単、大藤と組む女子複、団体で3冠。23年からミキハウス所属。全日本選手権は23年、24年女子単で3位。昨年アジア選手権女子複で日本勢54年ぶりのV。Tリーグは21―22年に九州、22―23年から日本ペイント。右シェークドライブ型。155センチ。

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