22、23年と2年連続でNARグランプリの年度代表馬に輝いたイグナイター(牡7歳、兵庫・新子雅司厩舎、父エスポワールシチー)は、視野に入れていたさきたま杯・Jpn1(6月25日、浦和・ダート1400メートル)を見送り、南部杯・Jpn1(10月13日、盛岡・ダート1600メートル)を目標にすることが分かった。5月22日、野田善己オーナーがXで明らかにした。
同馬は2年連続で中東遠征をし、今年2月のリヤドダートスプリント・G2では11着。日本に戻り、5日の兵庫大賞典で1年8か月ぶりに地元の園田で出走し、勝利を挙げていた。その後はさきたま杯を目標にしていたが、夏負けの兆候が出たため、万全の状態で秋に向かうプランに切り替えたという。
野田オーナーは「グレードレースとしてはこれがラストです。完全燃焼にてラストを飾れるように行ってきます」とXでコメント。引退レースとする可能性もあるとしており、今後に注目が集まる。