女子テニスの日比野菜緒、愛の力で予選突破し本戦入り　３年連続７度目の出場　全仏オープン・テニス
日比野菜緒 画像（1枚）

◆テニス　▽全仏オープン（２２日、フランス・パリ）

　【パリ２２日＝吉松忠弘】２５日に開幕するテニスの４大大会今季第２戦、全仏オープンの予選が行われ、世界ランキング２００位の日比野菜緒（ブラス）が予選３回戦で、第１２シードのドイツ選手にフルセットで逆転勝ちした。「ここを目標に、９週間、クレー（赤土）コートで試合をしてきた。

うれしいし、本戦でも１回でも多く勝てるようにがんばりたい」。

　日比野は、第２セットの４－５で、２本連続のマッチポイントを相手に握られた。しかし、「１ポイント、１ポイントやっていただけで、後からさっきマッチポイントだったんだという感じ」と、無心の境地でピンチを乗り越えた。

　最終セットは、お互いにサービスゲームをキープできないブレイク合戦。しかし、５－４リードから「最後は思い切ってサーブを打ってみた」ら、サービスエースで試合を締めくくった。

　昨年末に結婚。今年から夫の増田氏とともにツアーを転戦している。「（独身の時は日本にいる）彼に会いたいと思って（ツアーを）回っていたけど、今は、帰りたい気持ちはなくて。９週間の遠征は、前なら絶対にできなかった」と、予選突破の原動力が愛の力だと強調した。

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