FC東京は23日、元日本代表DF室屋成(せい、31)をドイツ2部ハノーバーから完全移籍で獲得することが決定したと発表した。2016年から20年8月までFC東京で通算108試合出場(2得点)と活躍し、約5年ぶりに古巣復帰となった。

 ドイツで5シーズンにわたりプレーした室屋は、右サイドバックを主戦場とし、豊富な運動量と正確なクロス、スピードが持ち味で攻守に存在感を示す。22年カタールW杯最終予選の21年11月まで、第1次森保ジャパンにも招集されていた。室屋はクラブを通じて「帰るべき場所に帰ってきました。ふたたび青赤のユニフォームを着て、素晴らしいファン・サポーターとともにこの東京で戦えることを光栄に思います。東京の歴史の大きな一部になれるよう信念を持って戦います。また味の素スタジアムで会いましょう」とコメントした。

 ◆室屋 成(むろや・せい)1994年4月5日、大阪府生まれ。31歳。ゼッセル熊取FCでサッカーを始め、小学6年までは日本代表MF南野拓実(モナコ)とチームメート。青森山田高出身で、2011年U―17W杯で8強。明大在学中の16年からFC東京でプレー。同年リオ五輪代表。

17年12月にA代表初招集。20年夏からドイツ2部ハノーバーに加入し、5シーズン所属。国際Aマッチ16試合出場0得点。176センチ、70キロ。

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