亀田和毅６年ぶり世界戦へ「全てを出し切って勝つ」前日計量一発パス　史郎氏「バケモンってことやな」高笑い (2025年5月23日)

◆プロボクシング ＩＢＦ世界フェザー級（５７・１キロ以下）タイトルマッチ１２回戦 同級王者・アンジェロ・レオ（米国）―同級１位・亀田和毅（ＴＭＫ）（２４日・インテックス大阪） 元世界２階級制覇王者でＩＢＦ世界フェザー級１位の亀田和毅（ともき、３３）＝ＴＭＫ＝が２３日、同級王者のアンジェロ・レオ（３１）＝米国＝とのタイトルマッチへ向け、大阪市内のホテルで前日計量を行い、１００グラムアンダーの５７・０キロで一発パスした。レオも５７・０キロでクリアした。 レオと顔を合わせた和毅は「向こうも２階級制覇で強いチャンピオン。挑戦できるのはすごくうれしい。全てを出し切って、勝ちます」と意気込んだ。一方、レオは「火花が散るような激しい打ち合いをしたい」と闘志を燃やした。 下馬評ではレオの初防衛を予想する声が多いが、和毅は「予想はみんなできる。何を言おうが、こっちはやること一緒。６年ぶりとか言うけど、そんな言うほどのプレッシャーはない。いつも通り。やってきたトレーニングをそのまま出すだけ」ときっぱり。将来、井上尚弥との対戦を視野に入れているレオは「今は１位の和毅選手と戦うこと集中している。自分にとって貴重な経験になる」と話した。 また、「アスリート心臓」といわれる脈拍４０の診断結果を受けた息子・和毅に対して、トレーナーで父の史郎氏は「バケモンってことやな。検診結果が物語ってる。やってきたことやったら、おのずとチャンピオンベルト巻くんじゃないですかね」と高らかに笑った。 戦績は、レオが２６戦２５勝（１２ＫＯ）１敗。亀田和が４２勝（２３ＫＯ）４敗。