今年12月1日から18日にカタールで開催されるFIFAアラブ杯の賞金総額が、過去最高額を超える3650万ドル(約52億3000万円=1ドル143・3円で換算)以上となると、同大会の地方組織委員会(LOC)が発表した。今回が11度目の開催となるアラブ杯は、アラブ諸国の代表チームが争う大会で、今回は16チームが参加予定。
LOCのシェイク・ハマド・ブン・ハリーファ・ビン・アフメド・アル・サーニー会長は「今回の発表は、2021年に復活を果たしたFIFAアラブ杯の地位をさらに高めるものであり、地域、大陸、そして世界におけるサッカーの発展におけるカタールの主導的な役割を反映しています。この大会はアラブサッカーの祭典であり、地域の結束の基盤であり、世代を超えて若い才能にインスピレーションを与えるものです」などと話した。
2022年にカタールW杯を開催し、今年11月にはU―17W杯を開催するなど、サッカーの世界的大会を招致しているカタール。同会長は「カタールW杯は世界中の多くの人々の証言によれば、最も成功した大会でした。アラブ杯やU―17W杯のような世界クラスの大会を開催することで、その勢いをさらに高め、世界有数のスポーツの拠点としてのカタールの地位を強化し、地域社会と広い地域に利益をもたらす意義深いレガシーを残すことができます」と続けた。