日本サッカー協会は23日、サッカー女子日本代表「なでしこジャパン」が、スペイン女子代表と国際親善試合を行うことを発表した。6月27日(日本時間28日)にスペインのマドリードで対戦する。
スペインは現在、FIFAランキング2位で、2023年の女子W杯で優勝した強豪だ。同5位の日本は通算で1勝1分4敗。23年のW杯では1次リーグ第3戦で対戦し、4―0の大勝という金星を挙げたが、直近では昨年のパリ五輪の1次リーグで対戦し、1―2で敗れた。ニルス・ニールセン監督は協会を通じて「日本が再び世界の頂点に立つためには、いずれ必ず対峙し乗り越えなければならない相手。私たちにとって大きな挑戦」などとコメントした。
ニールセン監督のコメント全文は以下の通り。
「スペインはFIFA女子ワールドカップ王者であり、日本が再び世界の頂点に立つためには、いずれ必ず対峙し乗り越えなければならない相手です。今回、UEFA Women’s EURO 2025の優勝候補としてスイスに向かう直前の彼女たちとの対戦は、将来的にブラジルでのワールドカップで再びスペインと対戦する可能性を見据え、我々がどこを改善すべきかを知る貴重な機会になります。
日本とスペインはボール保持を通じて主導権を握って攻撃を構築しようとする点で共通していますが、我々は単にスペインのスタイルを模倣することが目標ではありません。日本は技術的なパスワークやボールコントロールに加え、規律やチームとしての強いメンタリティを融合させることで、独自のアイデンティティを築こうとしています。これらの要素に絶え間ない努力を加えることで、唯一無二のスタイルを作り上げていきたいと考えています。
皆さんの応援は、いつもなでしこジャパンの力になっています。FIFAランキング2位で絶好調のチームと対戦するこの試合は、私たちにとって大きな挑戦となります」(原文まま)