シンガー・ソングライターの山崎ハコが24日、東京・有楽町のヒューリックホール東京で「50周年記念&バースデーライブ」を開催した。

 節目を迎えた心境について「全然想像してなかったです」と吐露。

2020年に作曲家で夫の安田裕美さんが死去したことから「5年くらい前は、(50周年ライブが)できないだろうと。気力というか、元気が出ないなと思って、道が見えなくなっていました」と落ち込んでいたことを明かした。

 それでも、「安田さんが私の歌を聴きたいんじゃないかなと思った」と一念発起。「(ライブをやらなかったら)『俺のせいだね。俺が死んだからだね』と言うなと思って。『俺のせいだね』って言わせたらかわいそうだなと思った。そこは一つ乗り越えましたね」と奮い立った。

 ステージでは、安田さんへの思いをはせながら作ったという新曲「元気かい」など全17曲を歌唱。デビュー時に使っていたギターでの演奏も行った。

 50周年を祝し、親交が深い竹中直人、原田喧太、風間杜夫ら豪華ゲスト陣も登場。集まった850人に向けてデュエットも披露するなど、一夜限りのライブとなった。

 今後については「ずっと歌ってると思います」と笑顔。

「できればギターを抱いていたいです」と生涯現役を宣言していた。

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