福間香奈女流王位、２連勝で７連覇＆１１期目戴冠に王手　伊藤沙恵女流四段は崖っぷち
福間香奈女流王位 画像（1枚）

　将棋の第３６期女流王位戦五番勝負第３局が２５日、福岡・飯塚市の「麻生大浦荘」で指され、後手・福間香奈女流王位＝清麗、女流王座、女流名人、倉敷藤花＝が９６手で先手・伊藤沙恵女流四段が下し、●〇〇で２勝１敗として１１期目の戴冠と７連覇に王手をかけた。

　伊藤が勝利した第１局と同じく向かい飛車の戦型。

福間は美濃囲い、伊藤は穴熊で駒組みを進めた。戦端を開いたのは福間。２筋の歩を突いて着手した、しかし伊藤は手抜きで３筋を突き出した。中盤、伊藤が９筋で桂を打って王手をかけたが、これが結果的に悪手となり、以降は福間に攻め込まれる展開となった。

　今シリーズ本来の挑戦者は西山朋佳女流三冠＝白玲、女王、女流王将＝だったが、体調不良のため出場を辞退。伊藤が繰り上げで登場している。伊藤は第４８期女流名人以来、自身２度目のタイトルがかかっているが、後がなくなった。

　第４局は６月１２日に徳島・松茂町の「樫野倶楽部樫野邸」で指される。

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