大阪・関西万博会場(大阪・夢洲)の大阪ヘルスケアパビリオンで26日、同館主催の「ペットとの共生」イベントが開幕。女優で大阪市「おおさかワンニャン特別大使」の杉本彩とともに同館屋外ステージに登壇した大阪府・吉村洋文知事、大阪市・横山英幸市長が、熱い“コンビ愛”を見せつけた。

 公務で再三、万博を訪れている吉村知事と横山市長。しばしばプライベートでも訪問しているといい、横山市長は「2人でまた、どっかのタイミングでちょっと行こうと」と2人っきりの“デート”を計画中だと明かした。MCから「バレないものですか?」と問われると、市長は「知事は訳分からんくらい変装してるんで」と帽子とメガネで顔がわからないようにしていることを暴露した。

 そのお忍び用帽子もリニューアルしたのだとか。6月17日に50歳の大台を迎える知事は「古い帽子だったんですよ。だから横山さんが『知事の帽子がボロすぎるから』と僕の誕生日プレゼントに」とウットリした視線で相方を見つめた。市長は「ツバがボロボロやったんで、新しい帽子をプレゼントしました」と国政政党の代表らしからぬ身なりを見かねての“施し”だと説明した。

 これには客席から「ラブラブやん」「仲良すぎるやろ」と冷やかしの声も上がっていた。

 トークイベントでは、動物愛護に関する〇×クイズを実施。「アライグマは日本でペットとして飼われていた」という問題で両首長とも「×」の札を出した。しかし横山市長は突然「〇」に回答をチェンジ。「ペットとして飼われていたものが野生化して社会問題になっている」というニュアンスのため、正解は「〇」なのだが、市長は手違いで一瞬モニターに映った正解を見逃さず「〇って出たんで」とケロリ。

吉村知事に「カンニングやん! 市長答弁と一緒やん!」とツッコまれても、素知らぬ表情だった。

 大阪府市の首長コンビは、同万博内で開催された「大阪ウィーク」開幕日の9日に、今後はダンスパフォーマンスユニット「おおきにーず」と名乗ることを(横山市長が勝手に)公言し、イベントのMCを務めたフットボールアワーから「お笑いコンビ」としても認定されていた。

 「ペットとの共生」イベントは27日にも同館で開催される。

編集部おすすめ