女優・木竜麻生が、NHK夜ドラ「いつか、無重力の宙(そら)で」(9月8日からスタート、月~木曜・後10時45分)で主演を務めることが26日、発表された。今月から関西近郊で撮影開始され、女優の森田望智が共演する。

 高校時代、「一緒に宇宙に行こう」と夢を語り合った天文部の女子4人組が大人になって再会。「超小型人工衛星だったら、今の私たちでも宇宙を目指せるかもしれない!」との思いから、2度目の青春が始まるオリジナルストーリーを描く。

 木竜は、今秋公開予定の出演映画「見はらし世代」が今年のカンヌ国際映画祭の監督週間に出品され、現地レッドカーペットに登壇するなど注目度上昇中の実力派だ。

 本作では大阪の広告代理店勤務の30歳・飛鳥を演じ「脚本を読ませていただいた時から主演を務めさせていただけること、とてもうれしく、それと同時にわくわくと緊張に背筋が伸びる思いで撮影に臨んでいます」とコメント。「宇宙という果てしないものへの憧れを通して、大切なものを少しずつ見つけたり、また見失ったりしながらも日々を暮らしていく人々を、どうか肩の力を抜いて見守ってもらえたら」と呼びかけた。

 本作プロデューサーの南野彩子氏は、木竜の芝居について「木竜さんが演じる“飛鳥”からは、そうした宇宙への愛が、静かに、でも確かにあふれていて、この人の挑戦を全力で応援したい!という気持ちにさせてくれるすてきな魅力がつまっています」と絶賛している。

 ◆木竜コメント全文

 夜ドラ『いつか、無重力の宙で』で望月飛鳥を演じます、木竜麻生です。オリジナルの脚本を読ませていただいた時から、この作品で主演を務めさせていただけること、とてもうれしく、それと同時にわくわくと緊張に背筋が伸びる思いで撮影に臨んでいます。

 年齢を重ねれば重ねるほど、得るものと失った気がしてしまうものがあって、それを丁寧に拾い上げようとしている作品だと思います。宇宙という果てしないものへの憧れを通して、大切なものを少しずつ見つけたり、また見失ったりしながらも日々を暮らしていく人々を、どうか肩の力を抜いて見守ってもらえたらと思います。見てくださる皆さんの日常の重力が、ほんの少しでも軽くなりますように。

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