第97回アカデミー賞の脚色賞を受賞した映画「教皇選挙」(レイフ・ファインズ主演、エドワード・ベルガー監督)が、公開65日目の23日に興業収入10億円を突破したことを26日、キノフィルムズが発表した。

 同作はローマ教皇の死去にともなう、新教皇を決める教皇選挙の舞台裏を描く。

3月20日から全国106館で公開がスタート。週末映画ランキングで、8週連続トップ10にランクインした。4月21日にローマ教皇フランシスコが死去し、5月上旬には実際にコンクラーベ(教皇選挙)が行われ、新教皇が誕生。映画と現実世界がシンクロする珍しい事態が動員を後押しし、25日までの67日間で動員累計71万1381人、興収累計10億2309万6146円をたたき出した。2005年以降、初動110館以下の洋画実写で興収10億円を突破したのは、「英国王のスピーチ」(10年)、「最強のふたり」(11年)以来、3作目。13年ぶりの快挙を成し遂げた。

 現在は205館で公開中で、今後30館以上での上映が控えているという。

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