俳優の志尊淳(30)が25日放送の日本テレビ系「おしゃれクリップ」(日曜・午後10時)に出演し、死の危険性もあったという4年前の闘病を赤裸々に振り返る一幕があった。

 2021年3月、急性心筋炎で緊急入院した際について「前兆なんて何もなくて急に立ち上がったら心臓がババババッって…。

次の日に病院に行ったら、一旦は『症状が出てる瞬間を見ないと分からないです』ってなったんですけど、医師が『10分だけ(検査室を)開けられる?』って聞いてくれて、心エコーっていうのをとったら『今から緊急入院、緊急手術します』って、そのまま言われて」と事態が急転したことを明かした志尊。

 「『僕、今日も明日も仕事です』って言ったら『そんなこと言ってる場合じゃない。もう一瞬も動かないで下さい!』って言われて、手術台に寝て。目を開けたらICUにいて」と続けると「うつらうつら(の意識の中)に先生とお母さんが話をしていて『急性心筋炎・心膜炎です。死亡する確率もあります』って言われて」と口に。

 「実は半年前にもっと若い子で同じ症状で(病院に)来た子が亡くなっていたんです。安静にすることしかできない。負荷をかけることで悪化しちゃう可能性もあったんで、検査しないで、そのまま仕事に行ってたら正直、今どうなっていたか分からないです」と、その後、ICUに約3週間入院したことを明かした。

 入院生活中、「もっと会っておけば良かった人とか、もっと思いを伝えておけば良かったみたいなのが強くて後悔みたいなのがブワッと来たんですね、最初。でも次に(心に)来たのが家族が心配してるし、もし、僕がこのまま死ぬようなことがあった時に後悔してほしくないというか、家族に。それぐらい俺は幸せだったし、大好きな家族だったってのを伝えられれば、僕がもし死んじゃっても家族は後悔ないかなみたいなのを思って、毎日、遺書みたいなのを送ってました」と明かすと「朝起きたらとか夜寝る前に(家族に)『大好きだよ』みたいなことを言って、遺書を書いて送ってました」と大粒の涙を流しながら話していた。

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