俳優の志尊淳(30)が25日放送の日本テレビ系「おしゃれクリップ」(日曜・午後10時)に出演し、涙ながらに母への思いを明かす一幕があった。

 幼少期に両親が離婚。

女手一つで子供3人(志尊と兄、姉)を育ててくれた母について「2日にいっぺんは電話します。(母が)1人暮らしなんで、常に心配になっちゃうんですよ。何を話してるんだっていったら友達みたいに『今日、現場でさ。こういうスタッフさんがいて、こういう話してさあ』みたいな。長い時は1時間とか話すし、何でも話せるんですよ、悩みとか。母に話せないのは恋バナぐらい。隠してることがないです。貯金も知ってるし」と明かした志尊。

 小学5年の時に母親から「実は離婚していて」と明かされ「今でも忘れられない、めちゃくちゃ悲しくて。きょうだい3人で大泣きしながら(話を聞いた)」と回顧。「離婚して経済的にもけっこうヤバくなったから…。いろんな事情が重なって夜逃げみたいに家を出ていくことになったんです。

母親が子供3人を育てなきゃいけないんで、本当に朝から晩まで働いてましたね」と振り返った。

 2021年3月、志尊が急性心筋炎で緊急入院した時のことについて、番組のインタビュー取材を受けた母が「私は明るく大丈夫だよって笑いながら帰ったんですけど、手術が終わった次の日だったかな。(志尊から)遺書みたいなLINEが来たんですね。そのLINEを見た時に涙が止まらなかった。私は何もできなかったなって。私が代わってあげたかったって思いが強かったです」と答えるのを聞くと、志尊は大粒の涙を流した。

 「大丈夫って言いながら帰ったんですけど、(母は)絶対、家で泣いてるだろうなって思ったんです。その時、このまま僕に何かがあったら、母親がそれをずっと背負ったまま生きていかなきゃいけないのかなと思ったら、逆に僕はそんな思いをさせたくないと思って。母親の子供に生まれて幸せだったってことをしっかり伝えたいなと思って遺書にしました」と明かすと「生きてることって、こんなに幸せなことなんだなというか、当たり前に感じてることも当たり前じゃなくて。だから、いつ何時、何が起こるかって分からないじゃないですか? だから、より今を大事にしたいし、家族や周りの大切な人を大切にしたいなって気持ちにはすごくなりました」と涙をぬぐいながら話していた。

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