歌手の小林幸子が26日、都内で行われた映画「小林さんちのメイドラゴン さみしがりやの竜」(石原立也監督、6月27日公開)の完成披露舞台あいさつにスペシャルゲストとして登場した。

 2017年から放送されたTVアニメシリーズに続く、完全新作映画。

小林は同作のエンディング主題歌を務めている。過去に同作とエイプリルフールの企画で複数回コラボした経験があり、今回の起用には「とてもうれしかったです。こんな話を頂き、本名が小林で良かったです」と目を細めた。

 映画内ではドラゴン役のアフレコにも挑戦しており「芸歴61年目で、いろいろな役をやってきたのですが、ドラゴンは初めてです(笑)。『どんな風にやれば良いですか』と監督に相談しました」と苦労を明かした。劇中の主人公「小林さん」役の田村睦心(むつみ)は小林のアフレコについて「めちゃめちゃうまいと思いました。歌だけではなくてお芝居もできるんだと思って、びっくりしました」と驚きを隠せなかった。

 小林はエンディング主題歌「僕たちの日々」を生披露。「(この曲を聴いて)当たり前はないんだということを忘れないでもらいたいです。人との出会いは奇跡なんだと気づいてもらえたらと思います」と楽曲への愛を口にした。

 最後は、主人公のカンナを演じる長縄まりあが「自分の境遇と重ねて、(今までの)人生や今後を考えるきっかけになればと思います。何度も見て感動してほしいです」と力を込めた。

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