将棋の第10期叡王戦が五番勝負第4局が26日、千葉・浦安市「ハイアットリージェンシー東京ベイ」で行われ、先手の挑戦者・斎藤慎太郎八段が125手で勝利した。
斎藤の先勝で始まったが、第2、3局は伊藤匠叡王が連勝。
前期、同い年の藤井聡太七冠から叡王を奪取し、自身初の防衛に王手をかけていた伊藤は「駒を使った割に機能していなくて、苦しかった。自信のない時間が長かった。中盤の力を磨いていかないと」と振り返っていた。
対戦成績は2勝2敗のタイに。6月14日、千葉・柏市「柏の葉カンファレンスセンター」で行われる第5局に向け、斎藤は「ここまでと変わらず、平常心で臨めるようにしたい」。伊藤も「精いっぱい頑張りたい」と意気込んだ。