俳優の小泉孝太郎が27日、東京・天王洲の寺田倉庫で開幕した「ジブリの立体造形物展」(9月23日まで)のオープニングセレモニーに出席した。
「海を渡った熱風」をテーマに、スタジオジブリの作品を海外パートナーが届けていった道筋をたどりながら、「紅の豚」の飛行艇サボイアS―21など、映画の名場面を立体造形物で紹介する展覧会。
小泉は3月に日本テレビ系「オー!マイゴッド! 私だけの神様、教えます」(土曜・前10時半)の取材で、今回の飛行艇を製作した特撮造形の第一人者・伊原弘さんの工房を訪問。「立体造形物の神様である伊原さんとお会いできただけでうれしかったんですけど、一番驚いたのは、設計図というものが実際の紙やパソコンにない。サボイアの設計図は伊原さんの頭の中にしかない」と明かし「スタッフの優秀なみなさんが、伊原さんのイメージを阿吽(あうん)の呼吸で感じて、理解する神業を見せてもらった」と振り返った。
一足早く完成したサボイアも鑑賞し「設計図なくこれだけの美しいサボイアを作り上げることに本当に感動しました」と感激。「本当に美しいフォルム、『紅の豚』の世界から飛んできたような…。操縦席に(主人公の)ポルコ・ロッソが乗って、離陸・着陸してきた感じがする。一流の作品は想像力をかき立てられるんだなと痛感いたしました。その場から離れたくなかった」と絶賛していた。