お笑いタレントのキンタロー。が26日放送の日本テレビ系特番「故人と話す不思議部屋『異人たちとの夏』」(午後11時59分)に出演。

亡き母との“再会”に大粒の涙を流す一幕があった。

 同番組は2002年に半年間放送された「マスクマン!」の同名コーナーを23年ぶりに復活。ゲストがCGで再現された「異人」と対峙するハートフル異世界トークバラエティー。23年ぶり放送の今回、最新技術で進化したCGによる「異人たち」が登場した。

 CGで再現された中学生の自分、本名・田中志保とまず再会したキンタロー。「今、夢だった芸人やってるよ。夢かなったんだって!」と昔の自分に報告して喜び合った。

 2人目に現れた「異人」は2007年、自身が25歳の時に急な病気のため亡くなった母・照子さん(享年65)。CGとはいえ、18年ぶりの再会となった。

 「あんた、いくつになった?」「もう43だよ」という最初の会話からハンカチを出して涙をぬぐったキンタロー。は「お母さんに芸人になった姿を見せたかった。生きてたら見て欲しかった」と言うと、照子さんが大好きだった上沼恵美子のモノマネを披露した。

 現在は結婚し、5歳と3歳の2人の娘がいることを報告。スマホの中の孫の写真も見せて「かわいいわあ~」と喜ばせた。

 照子さんが「最後に会ったのはいつだったかね? お母さんが体調悪かった時かね?」と聞くと「そう。お母さんが具合悪くなった時、もうちょっと早く帰れば良かったって、すごく後悔して、ずっとしばらく…。なんで、もっと早く帰らなかったんだろうって。私の中ではすごい後悔。もうちょっとだけ早く帰ってれば助けれたかなって。本当、申し訳なかったって、ずっとそれは心残り、私の中で」と泣きながら吐露。

 「ちっとも気にせんでええよ。志保ちゃんのせいじゃないから。大丈夫。気にせんでええ」と言われると「そうか…」とポツリ。

「お母さんが夢に出てきてくれて。何回もあるの。そのたびにお母さん生きてたんだって、すごい思って。こうやって自分が起きてる時にしゃべれて、すごい久しぶりだし、うれしいし…」と大粒の涙をぬぐいながら話すと「お母さんのこと、いつも思い出してるし応援してて欲しいし、お母さんみたいなお母さんになれるよう日々奮闘してるから見守ってほしい」と続けた。

 この言葉にCGの照子さんも涙を流しながら「天国で見守ってるから頑張るんだよ。また夢で会いましょうね」と呼びかけていた。

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