９１歳の東海林のり子さん「スクーターに乗りたい。杖ついて歩くより…」軽快トークで笑い誘う
イベントに登壇した東海林のり子 画像（1枚）

　元フリーアナウンサーで芸能リポーターとしても活躍した東海林のり子さんが２７日、都内で映画「テルマがゆく！９３歳のやさしいリベンジ」（６月６日公開、ジョシュ・マーゴリン監督）の特別試写会に出席した。

　２６日に９１歳の誕生日を迎えた東海林さん。

スタッフに付き添われる形で壇上に上がると「イケメンに助けてもらったわ」と笑顔。サプライズで花束を贈られると、２度ガッツポーズした。この日は軽快なトークで、時折笑いが起こるなど終始和やかな雰囲気でイベントが進んだ。

　冒頭「現場の東海林です」とあいさつ。「何十年も現場を歩いてきました。ほっとしたところで、もうちょっと生きていかなきゃと思う現在です。いくつまで生きられるか。皆さんが見守ってくれれば１００歳はいけるかなと思っています」と続けた。映画のイベントはこの日が初めてで「すごい緊張していますね。事件の取材の方がいいわ～」と笑い飛ばした。

　映画を一足先に鑑賞した感想を聞かれると「（主人公の）テルマに負けた」と即答。「映画っていうよりも、現実のテルマを見ている気がした」という。

自らの生活と比べる場面もあり「『向こうの補聴器、かっこいいな』、『パソコンできるんだ、負けた』。私もできるかなと思ったり。限りなく生きたいと思いましたね」と振り返った。

　劇中ではオレオレ詐欺師にだまされた９３歳のテルマがお金を取り戻すため電動スクーターで米ロサンゼルスを駆け巡る。主演のジューン・スキッブは出演当時９３歳（現９５歳）。９３歳での初主演は、史上最高齢となった。ジューン自らアクションシーンもこなしたことにちなみ、東海林さんが挑戦したいことには「スクーターに乗りたい。乗れるか自信はないけど、杖ついて歩くよりスクーターの方がいいかな」。運動、勉強にも意欲を見せ「ネットフリックスを見ているだけじゃなくて、ポジティブに外に出てお話したりやってみたい」と話していた。

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