中谷潤人の世界戦用Ｔシャツはピンク 　親友オラスクアガの好きな色で「王座統一したい」
練習を公開する中谷潤人(カメラ中島 傑) 画像（1枚）

◆プロボクシング　▽ＷＢＣ＆ＩＢＦ世界バンタム級（５３・５キロ以下）王座統一戦１２回戦　ＷＢＣ王者・中谷潤人―ＩＢＦ王者・西田凌佑（６月８日、東京・有明コロシアム）

　ＷＢＣ世界バンタム級王者・中谷潤人（Ｍ・Ｔ）が３１日、神奈川・相模原市のＭ・Ｔジムで、ＩＢＦ王者・西田凌佑（六島）との王座統一戦に向けた練習を公開した。

　シャドーボクシング、サンドバッグ打ちで順調な調整ぶりをアピールした中谷。

この日は世界戦仕様のＴシャツを着用していたが、色はこれまで使ったことがないピンクを使用しており、イラストは前回に続き、日テレ系「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで！」など、様々なテレビ番組のロゴやイラストで知られる人気デザイナーの安居院一展（あぐい・かずのぶ）さんが手がけたもの。

　報道陣から、珍しいピンクを使用したことについて聞かれた中谷は「親友のプリンセサに合わせました」と、ＷＢＯ世界フライ級（５０・８キロ以下）王者アンソニー・オラスクアガ（米国）が好きな色であるピンクに中谷もあやかったという。中谷は４月から約１か月、米国ロサンゼルスで強化合宿を行ったが、ある日、スパーリングで使用するシャツやグラブ、ヘッドギアなどを洗濯機に放り込んだところ、なかなか乾かなくて次の練習までに間に合わなかったという。そこで親友のオラスクアガにスパーリングウェア一式を借りたのだが、その時着用したピンクのウェアが気に入ったようで、今回、Ｔシャツに使うことになったという。

　ピンクのＴシャツを着る事で、来日しないオラスクアガと一緒に闘う気持ちになるという中谷。「統一戦ができることに感謝して、必ず統一チャンピオンになります。そして、さらに大きい未来を想像してもらいたいなと思う」とピンクの色合い以上に目立つよう、派手な勝利で飾るつもりだ。

　戦績は２７歳の中谷が３０戦全勝（２３ＫＯ）、２８歳の西田が１０戦全勝（２ＫＯ）。

　試合はＰＲＩＭＥ　ＶＩＤＥＯで生中継される。

編集部おすすめ