日本を代表する帆船や約50隻の小型ヨットが大阪・関西万博会場の人工島・夢洲周辺を帆走する「OSAKA SAILING EXPO 2025」(大阪府主催)の海上パレードが31日、大阪・天保山岸壁発着で開催され、文字通り“順風満帆”で進む船体と大屋根リングとの美しいコラボレーションに、約1000人の参加者からため息が漏れた。

 参加した帆船は“太平洋の白鳥”の異名を誇る「日本丸」、一般人が自由に乗船できる国内唯一の大型帆船「BLUE OCEAN みらいへ」、兵庫・淡路島のうずしおクルーズで活躍している「咸臨丸」ほか。

「みらいへ」が帆を張った美しい姿で夢洲沖に現れると、大屋根リングの上から手を振る人の姿も見受けられた。

 「咸臨丸」には一般参加者約300人が乗船。京都府の50代男性は「素敵やん」と感激の表情でカメラを構えていた。別の50代夫婦は「海のない奈良県から来たので、特に楽しませてもらった(笑)。今度は大屋根リングから大阪湾を眺めてみたい」。既に大阪・関西万博を体験済みという兵庫県の70代男性は「会場から見た大屋根リングは迫力があったけど、海から見るのもええもんやね」と、それぞれが約1時間の船旅を満喫した様子だった。

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