◆第139回目黒記念・G2(6月1日、東京・芝2500メートル、良)

 第139回目黒記念・G2が1日、東京競馬場の芝2500メートルで争われ、1番人気のアドマイヤテラが最後の直線で力強く抜け出して重賞初V。武豊騎手(56)=栗東=は自身の持つ重賞連続勝利記録をデビューした87年から続く39年に更新した。

 好位で折り合ったアドマイヤテラは、直線で前を行く2頭の間にスペースを見いだす。先に抜け出したホーエリートに一完歩ずつ詰め寄ると、首差抜け出してゴールに飛び込んだ。ダービーデーを締めくくった武豊は「目黒記念デーだよ。大観衆の前でね」と笑いを誘い、勝利の余韻に浸った。

 自身の重賞Vは昨年ドウデュースでジャパンCを制して以来。マジックサンズのNHKマイルC2着など歯がゆい結果が続いたが、「うれしいね。2、3着が多かったけど、続いてきたことが続いて良かった」。

 同馬の今後に関しては「国内外を問わず長距離を使っていきたい」と友道調教師。名門厩舎からまた楽しみな一頭が誕生した。

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