優れた放送に贈る「第62回ギャラクシー賞」贈賞式が2日、都内で行われ、女優の杉咲花がテレビ部門の個人賞を受賞した。

 フジテレビ系ドラマ「アンメット ある脳外科医の日記」、TBS系日曜劇場「海に眠るダイヤモンド」(ともに24年放送)における演技が高く評価された。

 杉咲は、上品でタイトなロングドレス姿で登壇。トロフィーを手に「すてきな賞をありがとうございます。いただけると思ってもみなかったのでびっくりしました」と受賞を感謝した。

 「アンメット―」では、記憶障害を抱える脳外科医の難役を好演。「海に眠る―」では、長崎・端島の食堂の看板娘を生き生きと演じた。「神は細部に宿るということを信じてやってきた日々は間違いではなかったと思い、ほっとしています。純粋に“いいものを作りたい”と集まった大切な仲間たちと出会えたことが何よりの財産です」と感無量な表情で語った。

 今後、挑戦してみたい役柄を聞かれると「幼稚園か小学校の先生役をやってみたいです。すばらしい感性を持った子どもたちに向き合ってみたい」と意欲をのぞかせた。

 同部門の大賞は、NHK連続テレビ小説「虎に翼」(24年放送、主演・伊藤沙莉)が受賞した。

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