◆車いすテニス ▽全仏オープン(3日、フランス・パリ)
【パリ3日=吉松忠弘】2024年パリ・パラリンピック金メダルで、世界ランキング1位の小田凱人(東海理化)が、23年から赤土の聖地、ローランギャロスで負けなし状態だ。1回戦も、同6位のステファン・ウデ(フランス)に6-3、7-5で勝ち、23年全仏から続くローランギャロスの連勝記録は14となった。
54歳の大ベテラン、ウデをストレートで下すと、小田は吠えた。第2セットは0-4からの逆転で「やってて楽しかった。(第2セットは途中から)集中力が高くなって、自分のテニスをやり抜いた」と、胸を張った。
激戦の決勝を制したパリ・パラから約1年。同じ舞台に戻ってきた。「1番、やりやすい。雰囲気かな。来る前もすごくわくわくしていた」。試合前には「少しフラッシュバックした。やっててよみがえってきた」。
そもそもパリとは由縁が深い。凱旋門は、凱人の名前の由来となった。