J1清水は9日、天皇杯2回戦・J3松本戦(11日、アイスタ)に向け静岡市内で一部非公開調整した。中3日でリーグ戦が控えることから大幅なメンバーの入れ替えが濃厚。
待ちわびた舞台がやってくる。公式戦出場となれば、開始1分でクロスからアシストをマークした4月9日のルヴァン杯・磐田戦以来。「ジュビロ戦の後、けがもあって貢献できていない。出たら結果を出す」と自分に言い聞かせるようにうなずいた。同級生のMF西原源樹(18)はU―20日本代表としてモーリスレベロトーナメント(フランス)に出場中。さらにMF嶋本悠大(18)もこの日、追加招集された。「悔しい思いは持っている。ここで結果を残すことがアピールになる」と語気を強めた。
トップ昇格後はサイドMFだけでなくサイドバックやウィングバックにも挑戦し、幅を広げてきた。「いい経験になっているし、無駄ではないと思う」。この日は居残りでシュート練習に参加。
昨季の天皇杯は3回戦で敗退した清水。出番に飢える若武者がサイドを制圧し、次戦への扉を開く。