サッカー日本代表は9日、26年W杯アジア最終予選・インドネシア戦(10日・吹田)に向けて前日会見を行い、森保一監督と主将のMF遠藤航(リバプール)が出席した。

 5日の敵地でのオーストラリア戦では後半終了間際の失点で0―1で敗れ、W杯出場を決めて以降2戦未勝利。

同戦ではDF町田浩樹(サンジロワーズ)、DF渡辺剛(ヘント)が負傷交代して離脱し、8日の練習で負傷したMF熊坂光希(柏)もこの日離脱することが発表された。

 3人が離脱する状況に、指揮官は「選手がケガを負って離脱ということで、その選手たちが日本のために全力を尽くしてくれた中でケガを負って離脱することは非常に残念であり、私自身も起用している、全てを組織している中で、選手をケガさせてしまったことにおいては非常に悔しい思いでいます。選手たちにはスムーズに回復をしてもらえることを願いながら、また思い切ってプレーしてもらえるように、出来る限りのサポートをしていきたいと思っていますし、心を寄り添わせたい」と思いを明かした。

 DFラインに離脱者が出たことで、会見の中では、ボランチが本職ながらDFでのプレーも可能なMF遠藤のように他のポジションの選手をDFラインで起用する可能性を聞かれ、「ケガ人が出て、ポジションの人数としては手薄になったが、十分、スタメンと交代枠を含めて、残り1試合戦っていけるだけの戦力はいると思っています。このアクシデントの中で、我々にとってはチャレンジするチャンスが、選手としては、ひょっとしたら出場時間が少ないであったり、なくなるかもしれないところで新たなチャレンジができるという部分では、ポジティブにチャレンジをできればなと。遠藤選手、キャプテン隣にいますけど、キャプテンは中盤もDFラインも時には前線でもプレー出来ますので、起用はこれまでと違うかもしれないですけど、複数のポジションをこなせる選手がいますので、また不測の事態が起こった場合の次のプランは考えて試合に挑みたい」と説明した。

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