timeleszの橋本将生(25)の2週連続インタビュー後編。デビューから3か月。

激動の日々で支えとしている大先輩の「言葉」、広がり続ける「夢」、そして「仲間」の存在を語った。

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 デビューから3か月。新曲「Rock this Party」を配信し、各局の音楽番組に出演。雑誌の表紙やCMを飾り、4月20日にはフジテレビ系バラエティー「タイムレスマン」(日曜・深夜1時25分)もスタートした。多忙な日々を気遣う言葉を投げかけると、「ぜっんぜん!」と笑顔が返ってきた。

 「楽しく活動させていただいているので、『大変』と思う前に『楽しい』がくるので。すごく幸せで、大変という感覚はないですね」

 まっすぐな思いを乗せた声は、弾んでいた。「楽しい」を維持するために意識していることは「エゴサーチをしないこと」。

 「良いのか悪いのか分からないですけど、マイナスの声を見た時に自分の中では気にしていないと思っても、どこかで気になってしまうかもしれないので。見ないようにしていますね」

 芝居やモデルに興味がある橋本にとって、木村拓哉(52)は長年の憧れ。彼の言葉は、今も胸に響いている。

 「オーディションの中で頂いた言葉で。

『ライブをする時は芝居をするような感覚でやっている』とおっしゃって。あとは『(スタッフらから)水が出るのは、当たり前じゃない』という言葉も印象に残っています。今も、意識していますね」

 オーディションを勝ち抜き、「夢」をかなえた。今、その「夢」はさらに広がっている。

 「デビューしてまだ3か月。やらせていただけることは全力で全部やりたい。もともと興味があったお芝居やモデルのお仕事をたくさん挑戦してみたい」。矢継ぎ早に話し、姿勢は前のめりになった。私服のシャツの胸元から、真っ白な肌がのぞいた。「『東京ドームに立ちたい』という思いからオーディションに応募しましたけど、その夢は、今も変わらないですし、timeleszの目標が5大ドーム制覇。もちろん僕も、それをかなえたいし、その後は国立に…」

 そして、何よりもうれしそうな顔つきになったのは“仲間”の話題になった瞬間。「それもこれもみんながいるから、僕は、今ここにいられる。

オーディションで出会ったみんながいなかったら、今の僕はいない。(佐藤)勝利くん、(菊池)風磨くん、(松島)聡くんのお三方もそうですし、僕をすごく成長させてくれた。メンバーは8人いますし、皆を信頼していますし、僕もメンバーのために頑張ろうと思う。本当に心強いです」。この日一番の笑顔は、“仲間”を思う優しい表情。橋本将生の生きざまを表した、柔らかな笑顔だった。(田中 雄己)

 ◆橋本 将生(はしもと・まさき)1999年10月17日、神奈川県出身。25歳。焼き肉店でアルバイトをしながらタイプロに参加。趣味はダンス、ゲーム。176センチ。血液型不明。

メンバーカラーはピンク。

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