サッカー日本代表は9日、翌日に迫ったインドネシア戦の会場であるパナソニックスタジアム吹田で練習を行った。冒頭15分はメディア向けに公開され、その後は非公開で戦術練習などで調整した模様だ。

 5日のオーストラリア戦で後半19分から出場したMF久保建英も元気な姿を見せた。2人1組のパス練習では、今回最年少で初招集されたMF佐藤龍之介とペアを組んで実施。自身が初選出された時と同じ、18歳で招集された佐藤に「なんか僕に似た雰囲気を持っているので、頑張ってほしいなと思います」とエールを送った。

 FC東京から岡山に期限付き移籍を果たして今季ブレイクした佐藤は、自身を「まだまだ代表のレベルじゃない」と謙遜する場面は少なくない。それでも、久保は「18歳でA代表に入っているのが全てだと思う」とそのセンスに光るものを感じている。「明日チャンスがあるか分からないですけど、チャンスが来た時には積極的にアピールしてほしいなと個人的には思います。本当に昔の自分を見ているよう」と18歳でA代表選出、かつてFC東京に所属、と共通点も多い佐藤に期待を寄せた。

 また、幼少期からのスペインでのプレー経験や、代表活動で世界をよく知る久保は「僕も似たようなプレースタイルでやっていた時期もありましたけど、世界で戦おうと思ったらもっと体とか強くならないといけないし、自分でゴリゴリ運べないといけないと思いますし。ボール回し一つ一つ見ていてもすごい上手だと感じるので」と、佐藤が成長させていくべきポイントも挙げた。

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