J2水戸は10日、JFLのFCティアモ枚方よりDFフォファナ・マリック(25)が完全移籍で加入すると発表した。マリックは185センチの長身DFで、尚志高、山梨学院大を経て23年に枚方へ加入。
マリックは約2年半在籍した枚方を通じてもコメントを発表。昨年はFC大阪で念願のJリーガーとしてのチャンスを得たが、その挑戦は半年で終了。「当時絶望したのを今でも忘れる事はありません。正直今シーズンが始まる前まで全く気持ちを切り替える事ができていませんでした」と明かした。そして枚方に戻り「始動日に初めて(ヘッドコーチの)ベンに出会いました。そしてベンは僕に言いました。
周囲に支えられ「本当にこのまま終わって良いのか」という言葉で自身を奮い立たせ、JFLで高パフォーマンスを発揮して再びJへの道を切り開いたマリック。「そして今回ありがたいお話をいただき、自分の進むべき方向は間違っていなかったと強く感じました。職場でお世話になった株式会社たまゆら様。今年度、再度入社させていただき、温かく迎え入れてくれて本当にありがとうございました。本当に豊かな環境で毎日充実させていただきました。この社会人としての経験は今後の僕の人生に非常に大きな影響を与えてくれると思います。本当にありがとうございました」とサッカーと仕事を両立した枚方での関係者へ感謝の気持ちを記した。
JFLで今季ここまで7位の枚方は、近年Jリーグクラブに数々の選手を供給。今季始めにもDF鷹啄トラビス(23)が同じく水戸へ加入し、今季ここまで11試合に出場している。