「格さん」の孫・伊吹遼平、３度目の新人王挑戦も敗退「おじいちゃんに勝つ姿を見せたかった」
０－２の判定で敗れた伊吹遼平 画像（1枚）

◆プロボクシング　▽東日本新人王ミドル級（７２・５キロ以下）予選４回戦　伊吹遼平（判定０―２）ジュディ・クレッグ（１０日、東京・後楽園ホール）

　人気時代劇「水戸黄門」の格さん役などで知られる俳優・伊吹吾郎（７９）の孫・伊吹遼平（２９）＝三迫＝が、東日本新人王ミドル級予選でジュディ・クレッグ（２９）＝リングサイド＝に０―２の判定で敗れた。

　自身より１１センチ長身の１８９センチのクレッグの懐に果敢に飛び込み、左ボディー、左フックをヒットさせた。

最終回まで一進一退の攻防が続いたが、ジャッジの採点は１者が３８―３８、２者が３７―３９。伊吹は「正直、勝ったかなと思ったが、負けは負け。何も言うことはない。相手が身長が高いので、無理に上を狙わずボディーを攻める作戦だった。自分のやろうと思っていたことは出せた」と振り返った。

　この日も祖父が会場で応援してくれた。「自分が注目してもらっているのはおじいちゃんのおかげ。感謝を伝えるのは勝つことしかないので、どういう内容であれ勝ちたかった」

　３年連続で新人王に挑んだ。「おじいちゃんに新人王で優勝する姿を見せたかった」が惜敗。今後については「とりあえず考えていない。引退するということも、現段階では考えていない。（現役続行か引退か）どっちの確率が高いかというのも、何とも言えない状況」と話した。

　戦績は伊吹が３勝（２ＫＯ）４敗、クレッグは１勝。

編集部おすすめ