女優・南琴奈、俳優・板垣李光人、渋川清彦、女優・蒼井優が、杉咲花主演の映画「ミーツ・ザ・ワールド」(松居大悟監督、10月24日公開)に出演することが10日、分かった。4人は、杉咲演じる主人公と出会う歌舞伎町の住人を演じる。

 金原ひとみ氏の同名小説が原作。新宿・歌舞伎町を舞台に、二次元オタクの主人公・由嘉里(杉咲)が新たな世界と出会う姿を描く。

 蒼井は、毒舌な作家を演じ「太陽に照らされた、躍動するような青春とは違う。朝になれば、何事もなかったように置き去りにしてきた、そんな日々を思い出しました。人知れず抱きしめたくなるような、私にとっては青春映画です」と本作の魅力を語る。

 既婚者のホスト役に挑戦する板垣は、杉咲や蒼井ら実力派との共演に「胸がいっぱいです。この映画が現代社会を生き抜く、誰かの処方箋になれば」とコメントした。

 美しいキャバ嬢役には気鋭の女優・南琴奈が抜てき。300人超が応募したオーディションで、最終面接には杉咲も参加する中、同役を射止めた。南は「光栄です。いつまでも心に留めておきたい言葉たちに沢山出会わせてもらえた作品でした」と充実の表情を見せる。

 バーの店主役の渋川清彦は「転びながらつまずきながら、半歩でも前に進む由嘉里に心を動かされます。

芝居に正解はないと思うが、現場で杉咲さんの由嘉里と向き合い心が動きました。」と座長の芝居に感銘を受けたことを明かした。

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