ラグビー7人制女子の「太陽生命ウィメンズセブンズシリーズ2025」が、21、22日の第1戦(熊谷)から幕を開ける。11日は都内で開幕会見が行われ、昨季優勝のながとブルーエンジェルスから平野優芽など、4チーム6選手が出席。

平野は「今年は3連覇に向けてチーム一丸、どのチームよりも勝ちにどん欲な姿を見ていただけたら」と意気込みを語った。

 2014年から始まった同シリーズは、11シーズン目。日本協会の浅見敬子副会長が「選手のレベルが上がっている。海外の強豪選手と戦っても、物怖じをしない」と語るように、7人制の女子日本代表は今季、世界最高峰シリーズの総合順位で過去最高の5位をマークするなど、進化を遂げている。特別協賛を務める太陽生命の池田久幸・取締役常務執行役員は「サクラセブンズはめざましい活躍を見せてくれている。この大会を通じて強化につながっていれば、こんなに嬉しいことはない」と声を張った。

 昨季2位のPEARLSの山中美緒が「今季は強烈な外国人選手が入ってきた」と言うように、ニュージーランド代表のサラ・ヒリニらが加入するなど各チームレベルアップ。昨夏パリ五輪代表で東京山九フェニックスの奥野わか花は「強いことは美しい、ということを体現しているスポーツ。そこを見てほしい」と語り、15人制を上回るスピード感をアピールする。

 12チームが出場するシリーズは、熊谷、北九州、花園大会の3戦を行い、上位8チームが札幌で行われるグランドファイナルに進む。昨季昇格大会で優勝した北海道バーバリアンズディアナの選手にとっては、ホーム開催だ。主将の吉田鳳子は「2季ぶりのチャレンジ。

どれだけ戦えるか、ドキドキワクワクしている」と気持ちを高め、三枝千晃も「最終戦が地元の北海道。グランドファイナルを戦えるように、1試合1試合ベストを尽くしたい」と腕をまくった。

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