J1・FC東京が昨夏まで浦和に在籍したデンマーク出身DFアレクサンダー・ショルツ(32)=前アル・ワクラ=を完全移籍で獲得することが11日、決定的になった。近日中に正式発表される見通しになった。

 ショルツは189センチと長身で対人プレーに強く、展開力もある屈指のディフェンダーで21年から浦和で活躍。J通算94試合14得点の実績を誇る。既にカタール1部のアル・ワクラとの契約を解除しており、6月10日の移籍期間後でも登録が可能なフリー移籍になるという。

 FC東京は今季リーグ18試合を終え、勝ち点19で降格圏の18位。失点数は新潟、G大阪の27に次いで3番目に多い26と、守備の立て直しが急務となっていた。クラブは5月下旬以降、DF室屋成、GKキムスンギュ、FW長倉幹樹と積極補強を行う。次は日本で実績のある助っ人に白羽の矢を立て、中盤戦以降の巻き返しを図る。

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