◆天皇杯2回戦 鹿島4―0群馬(11日・カシマ)  

 鹿島は天皇杯初陣となる2回戦で、J3の群馬を4―0で下し、3回戦進出を決めた。

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 首位で迎える後半戦へ、弾みがつく大勝となった。

 けが人続出で台所事情が苦しい中、鈴木優磨、レオセアラ、チャヴリッチの3人は出場時間を45分以下にとどめ、中2日で迎える大一番・広島戦(カシマ)を見据えた起用に。一方でレギュラー奪取を狙う松村優太、樋口雄太はアシストをマークした。安西幸輝を欠く左サイドバックには、溝口修平と小池龍太を起用した。

 先制点は相手のミスによるオウンゴールだったが、鬼木達監督は「プレスをかけ続けたことによるもの」と胸を張り、後半の鈴木優磨の3得点も含め「攻撃でも守備でも、アグレッシブにプレーしてくれた」と選手をたたえた。

 天皇杯の2回戦という位置づけの試合ではあったものの、選手に対しては「折り返しの一発目」と表現してこの一戦を迎えたという。指揮官は「このゲームが広島とのゲームにつながる、そういう思いでやってくれた」と振り返り、アシストをマークした松村、樋口を引き合いに「結果がついてきた選手は自信になるはず」と今後の躍進に期待を寄せた。

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