◆ストロングスタイルプロレス「ストロングスタイルプロレスVol.34 THE 20th ANNIVERSARY“―過激な仕掛人”新間寿追悼興行―」(12日、後楽園ホール)
初代タイガーマスクの佐山サトルが主宰する「ストロングスタイルプロレスは12日、後楽園ホールで4月21日に90歳で亡くなった団体会長を務める“過激な仕掛人”新間寿さんの追悼興行を開催した。
第1試合でマリーゴールドのMIRAIがソイと対戦した。
MIRAIは新間さんに導かれてプロレスラーとなった。小学校6年生の時、「リアルジャパンプロレス」(現ストロングスタイルプロレス)が2012年5月に山口・巌流島での大会で2011年3月11日の東日本大震災で被災した5家族を招待した。この時に招かれた1人が岩手・宮古市生まれだったMIRAIだった。
この観戦をきっかけにプロレスラーになることを決意。東京女子プロレスに入門し2019年5月3日の後楽園ホール大会でデビュー。22年にスターダムへい移籍し昨年4月に新団体「マリーゴールド」へ移籍した。
デビュー戦が決まった時、新間さんは記者会見を開き「未来という将来に向かって輝く星になるように彼女に期待を託したいと思います」とプロレスラーとしての成功を願い、デビュー後も折に触れて会食するなど激励を続けてきた。最後に会ったのは3月13日の「ストロングスタイルプロレス」後楽園ホール大会前の会食。告別式にも参列したMIRAIは新間さんへの感謝を込めリングに上がった。
勝利のリング上で座礼し新間さんへ勝利をささげた。「新間さん、新間さん…見ててくれたかな?MIRAI成長見せられたかな?」と問いかけ「新間さんのおかげでプロレス界に入ることができて七転び八起きありますが、ここまで自分はプロレスラーとしてやってきました。