◆ストロングスタイルプロレス「ストロングスタイルプロレスVol.34  THE 20th ANNIVERSARY“―過激な仕掛人”新間寿追悼興行―」(12日、後楽園ホール)観衆1378=満員=

 初代タイガーマスクの佐山サトルが主宰する「ストロングスタイルプロレスは12日、後楽園ホールで4月21日に90歳で亡くなった団体会長を務める“過激な仕掛人”新間寿さんの追悼興行を開催した。

 第5試合のタッグマッチでプロレス界の“レジェンド”藤波辰爾がスーパー・タイガーと組んで村上和成、ブラック・タイガーと対戦した。

 新日本プロレス時代にWWWF(現WWE)ジュニアヘビー級王座奪取しジュニアを開拓したドラゴン。新間さんのプロデュースに感謝し告別式では「藤波辰爾は、あなたの作品です」とささげた。

 追悼セレモニーにも参加した藤波は、ドラゴンスリーパーで暗闇の虎を捕獲し新間さんへ勝利をささげた。バックステージで「あんなファイトだったら新間さん怒るかな。『カンピオンなにやってんだ!』って新間さんの声が聞こえたよ。途中で。ちょっと焦ったな」と自身のファイトを反省したがスーパー・タイガーは「藤波先輩が背中見せていただいて。まだまだ我々世代がもっともっと頑張らないと。本物のストロングスタイル、しっかり感じさせてもらったんで。今後もしっかり、これを発揮できるように頑張っていきたいと思います」と感謝した。

 新間さんへの思いを藤波は「セレモニーでいろんな功績をね…自分がここにいれるのもね。新間さんの行動力とプロレスを愛するもので一人のレスラーが生まれたっていう。

ボクだけじゃなくて、佐山タイガーもそうだし、猪木アリ戦もそうだし」と思いをはせ「だからなおさら今日は悔しい!もうちょっと燃えるものがほしかったな。1人でイライラしていました」と納得のいかない試合内容を今後の糧にすることを誓った。

 ◆6・12「新間寿追悼興行」全成績

 ▼メインイベント レジェンド選手権

○王者・船木誠勝(14分11秒、三角締め式腕固め)挑戦者・新崎人生●

 ▼WメインイベントSSPW認定女子タッグ選手権

王者組・ジャガー横田、○藪下めぐみ(14分08秒、変形バックドロップホールド)挑戦者組・DASH・チサコ、鈴木ユラ●

 ▼第5試合 タッグマッチ30分1本勝負

○藤波辰爾、スーパー・タイガー(8分21秒、ドラゴンスリーパー)村上和成、ブラック・タイガー●

 ▼第4試合ハウスデコpresentsタッグマッチ30分1本勝負

○大仁田厚、雷神矢口(11分58秒、有刺鉄線ボードへのチョークスラム→体固め)間下隼人●、関根“シュレック”秀樹

 ▼第3試合 15分1本勝負

○Sareee(10分28秒、ダイビングフットスタンプ→体固め)花穂ノ利●

 ▼第2試合 タッグマッチ15分1本勝負

○ディック東郷、日高郁人(11分03秒、ジャックナイフ式エビ固め)ザ・グレート・サスケ、阿部史典●

 ▼第1試合 15分1本勝負

○MIRAI(11分07秒、ラリアット→片エビ固め)ソイ●

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