FC東京は13日、2週間ぶりのリーグ戦となるC大阪戦(14日・味スタ)に向け、都内で調整した。6月上旬の特別登録期間に加入した、5年ぶりチーム復帰のDF室屋成、浦和から期限付き移籍したFW長倉幹樹が練習後、意気込みを語った。

 ドイツ2部ハノーバーから復帰し、出場すれば久々の味スタでのプレーとなる元日本代表の室屋は「ボールに強くいくという強度の高さをしっかり見せていきたい。やってきた期間は少ないが、自分のできることをしっかりやりたい。監督が求めるものも、試合を重ねて、どんどん出てくると思うので楽しみ」と意欲を口にした。

 前線で得点の期待がかかる長倉は昨季まで新潟に在籍し、松橋監督とはFC東京で“再タッグ”となる。試合に向け「準備万端です。起点になるプレーや、攻撃で良さを出したい。得点以外の部分も、チームのためにプレーできれば。1週間くらいだが、日に日にチームのサッカーに合わせていけている」と意欲的に語った。浦和でのクラブW杯出場よりも、FC東京への移籍を選択し「ここでやるだけ」と力を込めた。

 チームはリーグ3連敗中で、ルヴァン杯を含めれば公式戦4連敗中だが、中断期間を挟み、ホームでの再開初戦から巻き返しを図る。松橋監督は室屋について「人間的にも素晴らしく、本当に力になる。ドイツでやっていた強度の違いだったり、どんどん(他の選手に)発信してほしい」と信頼を寄せ、長倉についても「中央で起点にもなり、突破もできて背後もとれる。

点に絡むプレーもそうだが、周りを生かすプレーも彼の特徴なので、しっかり出してもらえれば」と期待をかけた。

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