筑波大のFW内野航太郎がデンマーク1部ブレンビーに加入することが13日までに分かった。関係者によると、詳細な時期は未定だが今夏には海を渡るという。

 185センチの長身を誇る内野は、背後への抜けだしやエリア内での得点感覚など、高い得点能力を誇るストライカー。横浜FMユースでの高校3年時には、高校年代最高峰リーグのプレミアリーグEASTで得点ランク1位の21得点を記録した。

 筑波大入学後も1年目から主力として活躍し、昨年のU―23アジア杯では大学生で唯一選出され、アジア制覇に貢献。同年6月の天皇杯2回戦町田戦では同点弾を沈めて、ジャイアントキリングの立役者となった。

 加入するブレンビーには今年の3月に練習参加。4月には練習参加時の苦悩と「海外により現実味ができた中で、より洗練したプレイヤーになっていきたい道筋みたいなのが明確に見え始めた」と海外挑戦への思いを語っていた。「最後にかっさらう選手になりたい」と明かしていたように、欧州の地で日本屈指のストライカーへ成長すべく歩む。

◆内野 航太郎(うちの・こうたろう)2004年6月19日、神奈川・横浜市生まれ。20歳。5歳でサッカーを始める。小5時に、当時のスカウトに誘われて横浜FMのジュニアユースへ。同ユースを経て、23年に筑波大へ入学。

趣味は読書とカフェ巡り。座右の銘は「初心忘れるべからず」。185センチ、79キロ。利き足は右。

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