J1柏は13日、柏市内で後半戦初戦となる東京V戦(15日・味スタ)へ向けて練習を行った。札幌から加入したDF馬場晴也(23)は、9日の合流以降この日が初のゲーム形式。

練習後に取材に応じると、「サッカーは全然違うし、立ち位置だったり、味方との関係性を大事にするサッカー。自分で取り組むべきことが多い」とここまでを振り返った。

 馬場は23年に当時J2の東京Vから札幌に加入すると、主力へと成長。対人の強さと攻撃能力を武器に、センターバックだけでなくボランチとしても活躍する。柏に移籍した経緯については「自分の高い目標、上のステージや代表を考えたときにより高いレベルでやりたい」と、自身のキャリアのためにカテゴリーが高い場所でプレーしたかったと説明。その上で「今のレイソルの順位や、やっているサッカーが自分の今後を考えた上でプラスでしかない。リカ(ルド)になってからのサッカーは魅力的すぎます」と、今季の躍進の原動力となっているパスサッカーに魅力を感じていたたことも明かした。

 柏ではボランチ、もしくは3バックの右での起用が予定されているという。日本代表MF熊坂光希の長期離脱が見込まれる中、「ある程度どのサッカーにも適用できるタイプ」と、即戦力への自信を見せる。札幌在籍時の4月13日に左太もも裏の肉離れをして以降実戦からは遠ざかっているが、準備は万端だ。

 チームメートには世代別で共闘した同い年のFW細谷真大も在籍。細谷とも移籍前に連絡を取ったという。

前半戦を終えて柏は4位。2011年以来のJ1制覇へ向けての後半戦へ向けて「守備での球際の強度やセカンドの回収はもともと得意でやれてきたこと。そこを出しつつ、攻撃で前に真大だったり特徴的な選手がいる。そういった選手を生かすような長短のパスはここ最近身につけてきた。自分で前を向くやはがすところはもうちょっとレベルアップしていきたいと思います」と意気込んだ。

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