サウサンプトンの日本代表DF菅原由勢は13日、都内で自身がアンバサダーを務める英語コーチングスクール「TORAIZ」のイベントに出席した。イベント後に取材に応じると、森保一監督が示唆した4バック復活について答えた。

 右サイドバック(SB)が本職の菅原は、昨年1月のアジア杯まではSBの1番手として起用されていたが、同年6月以降に攻撃的な3バックが採用されてから出場機会が減少。2026年北中米W杯アジア最終予選では招集された8試合中1試合の出場にとどまった。しかし、起用されたアウェー・インドネシア戦(4〇0)では得点を奪うなど、限られた出場機会の中でも存在感を放っていた。

 最終予選の最後となるホーム・インドネシア戦(6〇0)の翌日となる11日に、森保一監督は「できれば(4バックも)試していきたい。以前やっていたこともある。また実戦の場でトライしたい」と、4バックを試す意向を示した。今季プレミアリーグで1年間戦った菅原にとって、4バックの復活は追い風となる。

 6月の最終予選は招集外となったが、両試合とも観戦したといい、「若い選手が台頭してきて刺激になった。試合を見ていて、自分もサッカーしたいなと思った」と明かした。その上で、4バック復活については「フォーメーションにかかわらず、言われたポジションで自分の最大限をやることがまずは選手の使命。また違った景色になるし、自分の強みもまた違った形で出せる。4枚でも3枚でも自信を持ってやっていけたら」と話した。

 イベントでは小学4~6年生を対象に、サッカー教室を実施。「負けているところをカメラに押さえられるのが嫌だった」と冗談を飛ばすように、子供たちとの1対1ではプレミアリーガーの全力を発揮していた。ミニゲーム後には質問会も行われ、「子供たちとふれあう機会はなかなかない。こういった素晴らしい機会を作れて本当に楽しかったですし、またやりたいのが率直な感想です」と笑顔を浮かべた。

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