6月14日の阪神11R・三宮S(リステッド、3歳オープン、ダート1800メートル=12頭立て)は坂井瑠星騎手が乗った単勝1番人気のダブルハートボンド(牝4歳、栗東・大久保龍志厩舎、父キズナ)が逃げ馬を見る形で2番手から進み、直線で抜け出して勝利した。これでデビューから5戦5勝でオープン初勝利。

首差の2着に6番人気のヴァンヤール(ミルコ・デムーロ騎手)が入り、さらに5馬身離れた3着に7番人気タイセイドレフォン(田口貫太騎手)が続いた。勝ちタイムは1分50秒0(重)。

 騎乗した坂井騎手は「いつも厩舎がいい状態で持ってきてくれています。今日は行く馬を見ながら、この馬のペースで運びました。さすがに昇級戦で牡馬相手で、最後は苦しくなってしまいましたが、勝ち切るあたりがこの馬の強さです。上のステージでも頑張ってくれると思います」と笑みを浮かべた。

 管理する大久保調教師は「この軽い馬場が心配でしたが、気持ちよく走れていました。しんどくなりそうでしたが、外から馬が来たらまた伸びてくれました。今回が今まで入厩してから、一番しっかりしていましたし、相手が上がるけど自信を持って臨みました。新しい面をみせてくれたので、競馬の幅も広がるかなと思います。丈夫ではないので、脚もとの様子を見ながらですね」と振り返った。

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