◆明治安田J1リーグ▽第20節 鹿島―広島(14日・カシマ)

 首位の鹿島がホームで5位の広島との上位対決に臨み、前半は0―1で折り返した。

 鹿島は2017年シーズン(最終成績2位)以来、8季ぶりとなる1位で前半戦を折り返し、後半戦のスタートとなる一戦にDF溝口修平が初先発で名を連ね、新加入組のDF千田海人、DF小川諒也もベンチ入りした。

 優勝を争う上で重要な上位対決は、立ち上がりからホームの鹿島が勢いを持って入った。FW鈴木が流動的なポジショニングを取って積極的にボールに絡んでリズムを作る。前半7分にはエリア内でFWレオセアラがエリア内で倒されたがノーファウル判定。この判定に異議を唱えた曽ケ端準GKコーチにイエローカードが提示されるなど、立ち上がりから白熱した展開に。

 鹿島は前半16分にはゴール中央でボールを受けたMF三竿がミドルシュートでゴールを狙うも得点を奪えずにいると、前半19分に広島に一瞬の隙を突かれる。左のスローインの流れから左ウィングバックのMF中村が左足でクロスを上げると、ボランチのMF東が頭で合わせて先制点を奪った。

 1点を追う鹿島は前線の流動的なポジショニングで前線まで攻め込むものの、ゴール前でリーグ最少失点の広島守備陣を崩しきるまでには至らず。前半アディショナルタイムにはDF溝口がミドルシュートを放ちもGK大迫に阻まれ、前半終了間際のセットプレーの流れからMFチャヴリッチが強烈なシュートを放つも枠から外れる。

 白熱の戦いは広島が1―0で折り返した。

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